太宰府天満宮は、学問の神様である菅原道真公を祀る天満宮全国12000社の総本社です。
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2022年元旦の太宰府天満宮の画像
2021年の最大7倍の人出!これぞ九州随一の初詣の人出をほこる太宰府天満宮!
人、人、人。
2021年の寂しい三が日を思い返せば、ありえないくらいの人込みだった2022年の三が日でした。
コロナウイルスが完全に解消したわけではありませんでしたが、みなさん居ても立っても居られない、そんな雰囲気でした。
早くコロナウイルスの感染が収束しますように。
(株)合格スタッフ一同、祈っております。
御本殿|太宰府天満宮
学問の神様・菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本社。それが太宰府天満宮。
良く晴れた日の太宰府天満宮の御本殿です。
菅原道真公の死後、遺骸を運ぶための牛車が動かなくなった場所に、家来が建てた小さな廟がはじまりとされています。
1月のお正月シーズン、真っ白な雪をかぶった太宰府天満宮。
あまりお目にかかれない姿です。
三が日を数日過ぎても、何日かは夜中の参拝を受け入れる太宰府天満宮。
様々なところに灯る明かりが、いつもは陰になっている天満宮の内側を見せてくれます。
飛梅・皇后の梅|太宰府天満宮
一夜にして京都から飛んできたという伝説のある梅。その名も飛梅。
梅花があまりにも有名な飛梅。
新緑の時期、新しい生活を迎える前に、たくさんの元受験生がお礼参りに来る場所です。
飛梅は、たくさんの子孫が全国に散らばっています。
その場合は、親である飛梅とは違い、空を飛んでいったわけではないようです。
こちらは皇后の梅が梅花を満開に咲かせてくれている姿。
闇夜に明かりに照らされた薄ピンク色の花びらが、あまりにも美しいと思いました。
お守り|太宰府天満宮
合格祈願のお守りがずらり。でも、それだけじゃないんです。
たくさんの人々が太宰府天満宮の御利益を求めて列をなします。
これだけ広いお守りの授与所も、なかなかないと思います。
合格祈願、学業成就、厄除、就職成就、健康、家内安全、開運、商業繁栄などの祈願をしてもらいたい人は、こちらで受付をします。
初穂料は、個人の場合は5,000円、団体の場合は10,000円以上とされています。
全国から崇敬を集める太宰府天満宮です。
たくさんの人々が、入れ替わり立ち代わりで昇殿して祈願を受けている姿を見かけることができます。
色とりどりのお守りが並んでいます。
昔ながらのタイプから、太宰府ならではの梅紋のカタチをしたタイプも目に付きます。
厄除ひょうたんセット、かざり絵馬、紅白願塩、天神弓、生まれ年によって種類も豊富なお守りもあります。
太宰府天満宮は、直接初穂料をおさめに来れない方のために、遠隔によるご祈願、郵送によるお守りの授与を受け入れているようです。
おみくじ|太宰府天満宮
神社仏閣といえばおみくじ!今後の運勢が知りたいあなたに。
初穂料100円のおみくじ。
100円玉を入れて、1つだけおみくじを取りだし、ドキドキしながら少しずつ開いていきます。
内容を確認して、必要な内容をしっかりと頭に入れた後は、用意されたスペースに、おみくじを結びつけます。
年間数百万人の参拝客が訪れ、そのうち何人の方がおみくじを結んでいかれるのか。
日本独特の風習ですが、毎年色の変わる太宰府天満宮のおみくじが、美しいと思いました。
中世の大鳥居|太宰府天満宮
巨大な鳥居を見上げながら、ついに太宰府天満宮の敷地内に。
鎌倉時代末期に造られた巨大な鳥居です。
花崗岩でできている、本当に立派な石づくりの鳥居です。
鳥居の横柱部分には、願掛けの石が乗っていることが少なくないのですが、人通りの多い太宰府天満宮の鳥居です。
石を乗せるために何度もトライする行為は、かなり危険な行為ですね(笑)
太宰府天満宮の参道の写真です。
西鉄太宰府駅から境内のあるエリアまでに、三つの大きな石づくりの鳥居があります。
鳥居を1つくぐるたびに、身が引き締まる思いがたしかにするのですが、そのわきに見えるあまりにも魅力的なお店たちに心を奪われます。
太鼓橋・心字池|太宰府天満宮
太宰府天満宮に向かって伸びる赤い欄干の橋。渡るには覚悟が必要です!?
太鼓橋と呼ばれる心字池(しんじいけ)を渡って太宰府天満宮にいたるための橋です。
渡りきるまでに、やってはいけないことが定められている、訳アリの橋です。
法律ではなく、決まりごととして、です。
太鼓橋は、西暦905年に、菅原道真公を祀った家来の味酒安行(うまさけやすゆき)という人が作ったとされています。
太鼓橋の手前を右に曲がった茶店・大樟館あたりからの撮影。
太鼓橋に向かって左手側にある絵馬堂あたりからの撮影です。
太鼓橋と直橋、そしてもうひとつの太鼓橋は、過去、現在、未来を表しています。
そうそう、太鼓橋の内容になってから最初にお伝えした「やってはいけないこと」。
- 「過去」の橋を渡る時は後ろを振り返らないこと。
- 「現在」の橋を渡る時は立ち止まらないこと。
- 「未来」の橋を渡る時はつまずかないこと。
といわれています。
上手に渡れなかった場合は、わき道から移動するのが良いようです。
御神牛(通称なで牛)|太宰府天満宮
撫でることでご利益があるとされる神牛です。気持ちを込めて、やさしくなでましょう。
境内に入ってから真正面にこの御神牛が目に入ります。
どっしりとした肉感のあるリアルな牛で、菅原道真公のご遺骸を運ぶ途中に歩みを止めた牛を表現しているのでしょうか。
正面から。
特に受験生には人気で、この牛を撫でると頭が良くなると言われていて、撫でられた部分は表面がピカピカに輝いています。
また別の角度から見た御神牛。
角度によっては優しい表情に見えます。
牛車に菅原道真公のご遺骸を乗せて、ちょっとだけ休憩のつもりだったのでしょうか?
御神牛を真裏から見た姿です。
牛の背景に見えるのが、太宰府天満宮の参道です。
年間800万人とも1000万人ともいわれる参拝客数をほこる、九州随一の参道です。
こちらは麒麟像です。
実在しない架空の動物ですが、細かな部分までかなりリアルです。
太鼓橋を渡り切って、右手に見えます。
麒麟像の右奥には、貴重な文化財を5万点も収めてある太宰府天満宮の宝物殿があります。
麒麟像の天満宮よりの右奥には、手水舎があり、水に浮かぶ素材が変わるたびに、インスタがバズっています。
手水舎|太宰府天満宮
季節ごとに変わる飾りつけが注目の的!いつもインスタを賑わす有名な手水舎!
夏の暑い時期は、こんな風にひまわりが水面に浮かぶことがあります。
6月頃なら、薄紫の可愛い紫陽花が。
素材が変わるたびにインスタグラムで数万人にシェアされるこちらに手水舎、作者はいったい何者でしょうか?
ある夜の太宰府天満宮の手水舎。
東京の新宿にある百貨店、大阪梅田にある百貨店の飾りつけにも勝るとも劣らないレベルの高さを感じます。
素晴らしい作品作りをされるこの作者さん、早く世に出てほしいものですね。
コロナ禍の時期は、全国のいろいろな神社で、手水舎の水が枯れておりました。
意図して絶やした水処ではありませんが、なんとなく落ち着かないものです。
早く日常が戻ってほしいものですね。
楼門|太宰府天満宮
立派な二階建ての門が、太宰府天満宮を守るように。
太宰府天満宮のこの楼門は、建築様式としては入母屋造(いりもやづくり)で、屋根は檜皮葺(ひわだぶき)という屋根葺の手法で、日本独自のものです。
楼門自体は、最初は1596年から1615年の慶長年間に、ついで1914年に再建されました。
年末、初詣客を待つ楼門。
天満宮側から撮影。
夜も深まって、雪が少しずつ降り始めたタイミングでした。
太鼓橋側から見た年末の楼門。
「謹賀新年」文字が2階部分に大きく掲げられています。
色々な飾りつけをやり替える作業は、価値ある建築物を傷つけないように気をつけながらの大変なお仕事だと思いました。
本来、神社の門といえば、”鳥居”が一般的です。
実は、太宰府天満宮は”安楽寺”という”寺”だった時期があり、お寺さんのように楼門があるのは、その頃の名残だと言われています。
(いまでも安楽寺というお寺の中に太宰府天満宮があるという説もあります!)
由来はいろいろあるのでしょうが、太宰府天満宮の風格を幾重にも上げることに貢献しているような気がします。
筆塚|太宰府天満宮
使い終わった筆に感謝して納める場所がこの筆塚です。
太宰府天満宮の御本殿脇を右側から抜けたあたりに、この筆塚はあります。
筆を納めるのは、使い終わった筆を供養するだけではなく、さらに筆の腕前が上達することを願っての行事でもあるようです。
自然や”モノ”を神としてあがめたり、擬人化したりというのは、とても日本的で優しいな~と感じたものです。
こちらは包丁塚。
同じコンセプトで生まれたのでしょうね。
大樟|太宰府天満宮
樹齢1000年以上の巨大な樟が、太宰府天満宮の地下に根を張り守っているのか。
動物や草木も、永く生きると人間と同じようにお話をしたり、特別な力を授かることがあるというのはおとぎ話の中だけのことです。
でも、見上げるたびに、葉と葉をすり合わせて音を立てて歓迎してくれている、と考えるのは、ポジティブにもほどがありかも知れません。
こちらは参道から境内に入ってすぐの場所にある大樟です。
微妙な角度によってもまったく表情が違いますね。
絵馬堂|太宰府天満宮
お願い事を書く五角形の木の札だけが絵馬じゃない!?
太宰府天満宮の楼門の手前を左にそれた場所にある絵馬堂。
絵馬堂は一般的な”絵馬”を飾る場所ではなく、平安時代に根ざした木の板に馬を描いて奉納するという風習、その際に描かれた絵馬を飾るための場所が絵馬堂であると言われています。
本来の絵馬はこの写真のように巨大でした。
お願い事をするときに使う絵馬は、一般庶民によって広まった風習であって、江戸時代頃にはじまったとされています。
太宰府天満宮|東風吹かばの歌碑
菅原道真公の辞世の句のひとつを歌碑にして。
東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花
あるじなしとて春を忘るな
東風(こち)は、春をあらわす季語で、「わたしがいなくなっても、春になったら立派な花を咲かせるのですよ、梅の花よ」と、擬人化した梅の花に対して菅原道真公が話しかけている情景が浮かぶ優れた歌ですね。
ちなみに、この詩は「拾遺和歌集」、「大鏡」などに乗っている方の歌であって、百人一首の歌はまた別にあります。
いちおうご紹介。
紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに
こちらが百人一首にある歌ですね。
ちなみに、最後の部分にある「神のまにまに」とは、「神の思し召しのままに、神の御心のままに」という菅原道真公の哲学をよくあらわしている言葉だと思います。
そんな方だったのだと思います。
だからこそ、1000年を超えて、人々から愛される、元人間の神様・菅原道真公なのでしょう。
Googleマップでは立ち寄ってないようで、少しわかりにくいですが、参道の一番最後の鳥居をくぐって正面右側あたりにあります。
太宰府天満宮 まとめ
太宰府天満宮について書いたこの記事は、まだまだ20%くらいの出来栄えです。
まずは個人的な考えをできるだけ排除して、可能な限り正確な情報をお伝えすることを最優先としました。
つぎに、もう少しわれわれ取材陣が学んだ暁には、私見を交えて、よりよい記事を作り出していきます。
まずは土台としてのこの「太宰府天満宮」に関するこの記事を、菅原道真公の誕生日である今日6月25日にカタチにできたことが、とてもありがたく思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
店舗名 | 太宰府天満宮 |
ジャンル | 神社 |
問合せ | TEL:092-922-8225 |
MAP | 〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7−1 |
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