2005年に開館した歴史系の博物館です。アジアを中心に様々な国から重要文化財や美術品を集めて展示しています。
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九州国立博物館の特別展やイベント・休館日情報をチェック!
国宝を含む重要文化財などの収納品は1200件以上!巨大な建物にも圧倒されます
まずは九州国立博物館に関する情報をご紹介します。
特別展や休館日のスケジュール関連のリンク、九博(九州国立博物館の有名な略称)の公式ツイッターのリンク、専用駐車場の空き情報がチェックできる太宰府市提供の便利情報へのリンクになります。
九州国立博物館 便利情報
特別展: https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_schedule.html
休館日: https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_top.html
Twitter: https://twitter.com/kyuhaku_koho
それでは九州国立博物館の玄関口をくぐり、長く急なエスカレーターに最初の一歩をのせてみます。
ご覧のとおり、かなりの角度です。ちょっぴり怖かったので、コロナ禍ですが、しっかりと手すりに手を乗せました。
とはいえ、階段を歩いて昇ることを考えると、感謝しかありません。
向かって右側には下りのエスカレーターが見え、お帰りの方とすれ違う構造になっています。
右手さらに奥を見ると、過去に行われた展示ポスターが飾られています。
- 鳥獣戯画展
- 始皇帝と大兵馬俑展
- 台北国立故宮博物院展
- ゴッホ展
- 聖地チベット展
ざっと見ただけですが、まさに『一生に一度』クラスの展示会が次々に行われてきたのが分かります。
”動く歩道です。
この”動く歩道”、たまに大きな駅とかにありますが、ここ九州国立博物館に向かう”動く歩道”には特筆すべき点が2点あります。
まず、メチャクチャ長い!
例えるなら、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が9秒58で走り抜けるくらいの距離です。
次に、メチャクチャ綺麗!
乗った瞬間はブルーの間接照明がどこからともなく壁を照らし・・・
気がついたら滑らかに別の光に移行して、今度は赤色に。
移動空間が終わる手前、出口付近になると、グリーンの照明で歓迎してくれました。
写真の中央あたりに見える広告がとってもポップだったので、後半におまけでご紹介してます。
ついに九州国立博物館が見えてきました!
どれだけ広大な敷地なのか・・・
敷地面積 – 160,715m²
建築面積 – 14,623m²
延床面積 – 30,085m²
です。ちょっと単位が大きすぎてわかりませんね。
実は、この九州国立博物館は、東京・京都・奈良に続く4番目の国立博物館であり、日本最大の国立博物館といわれています。
大きいわけですね。
出口の自動ドアを抜けると、左手に見える恐らく銅製のモニュメントに、『九州国立博物館』の文字が・・・!
ついに到着しました。長かった・・・
九州国立博物館のダブルスキンガラス壁や飾り天井がスゴイ!設計は?
女性の背中のような美しいアーチが特徴的な外観と屋内の飾り天井が圧巻!
長いエスカレーターと”動く歩道”が終わると、強い日差しとともに夢に見た九州国立博物館が・・・!
世界にはがっかり名所は少なくありませんが、思った通りの圧倒的な存在感がありました。
設計は世界的に有名な菊竹清訓(きくたけきよのり)氏※。
地元福岡は久留米市出身の建築家で、国内外に有名な建築物を多数設計。建築に関する賞をいくつも受賞しています。
さらに、2000年にはユーゴスラヴィアの美術展覧会(ビエンナーレ)において「今世紀を創った世界建築家100人」に選ばれています。
過去にいくつもの大きな公共事業を手掛けたキャリアもある巨匠で、見方によっては日本一かも知れない建築家ですね。
九州国立博物館全体に統一されたテーマカラーであるブルーを生みだすのは、”ダブルスキンガラス”と呼ばれる建築手法。
”ダブルスキンガラス”
建物の一部、または全部をガラスで覆う建築手法で、2重にしたガラスとガラスの空間を空気層として配置していて、省エネ効果が期待できるそう。
美しい空を映し出す九州国立博物館のガラス製の外壁。
ガラス壁で4階まで吹き抜けの九州国立博物館ですが、意外にも震度7にも耐えうる免震構造をしているそうです。
九州国立博物館について語るときには欠かせないのが、これまた印象的な飾り天井です。
九州全域から集めた間伐材を屋根裏に取りつけた飾り天井ですが、これがとてもシンプルでダブルスキンガラスから差し込む柔らかな光と調和しています。
ちなみに、吹き抜け部分の天井には福岡と宮崎の間伐材が使われ、収蔵品の収蔵庫に使用されている吸湿性を持つ大量の杉は熊本や大分のものです。
※設計は菊竹清訓氏とご紹介しましたが、厳密には、「菊竹清訓建築設計事務所・久米設計」です。
九州国立博物館のコロナの影響や対策について
博物館といえば屋内の人が行きかうスペース。コロナの影響や対策はいかに!
九州国立博物館の入口です。
この辺りまではコロナウイルスを思い浮かべるような設備や貼り紙などはありませんでした。
入口の自動ドアをくぐると、開店時間の案内とともに、下記のような記述がありました。
お客さまへのお願い
- マスク着用、入館時の手指消毒
- 「ヘルスチェックシート」の記入
- 入館時のサーモカメラ
- 発熱や風邪などの症状がある場合、入館いただけません。
- 他のお客様と2m感覚確保
当館での取り組み
- 消毒液の設置
- エレベーター、トイレ、手すりなどの清掃強化
- スタッフのマスク着用および検温の実施
- 展示室内の同時入場者数の制限
コロナウイルス対策に余念がない様子です。
入館時間は土曜日の12時過ぎでしたが、館内はガラガラの印象です。
入場客数に関しては、コロナウイルス蔓延の影響をかなり受けているな~と感じました。
九州国立博物館のミニチュア模型です。
この近くに、ヘルスチェックシートがあり、うろ覚えですが、個人情報を書かなければならない欄がたくさん設けてありした。
入口の非接触型体温計で表示された体温を書き込むとともに、氏名、住所、電話番号まで必須だったと思います。
感染経路を特定するためには必要な情報かも知れませんが、少し抵抗を感じたのは事実です。
九州国立博物館1階にある『あじっぱ』について徹底解説!
見学だけじゃない!さわって・たたいて・着てみて・・・アジアを実体験!
あじっぱは日本と交流があった国々の文化や伝統的な衣装や生活用品、おもちゃなどを紹介する施設で、九州国立博物館の1階にあります。
展示品を五感で楽しむことができる体験型展示室で、大人も子どもも一緒に楽しむことができます。
九州国立博物館の展示会場に向かう昇りのエスカレーターの左手にあります。
天井部分から垂れている虹色の帯と、アジアンテイストの飾りつけで形作られた「あじっぱ」の文字がなんとも雰囲気があります。
こちらはあじっぱとは関係ありませんが、1階のあるスペースに飾ってありました。
こんなスゴイ工芸品を目の当たりにすると、世界は広いな~とつくづく思ったものです。
お子さまの情操教育にもとても良いと思います。
九州国立博物館の広告がすごい!あの有名なモデルを3人も起用!
九州国立博物館に向かう動く歩道から見える秀逸な広告がこちら。
”動く歩道”沿いに飾ってあった九州国立博物館の宣伝広告ポスターです。
思わず写真を撮ってしまったほど、素敵な広告だな~と感じたものです。
左から、
二宮 尊徳(にのみや たかのり、1787年9月4日 – 1856年11月17日)、ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark、1826年7月31日 – 1886年3月9日)、ロダンの考える人(フランス、制作日不明)。
どなたも受験生にとっては好ましい有名人ですね!
二宮尊徳は、二宮金次郎の名の方が有名でしょう。薪を背中に負った状態でも勉強を続ける姿が、勤勉のすばらしさと必要性を伝えてくれます。
クラーク博士は「Boys, be ambitious(青年よ、大志を抱け)」の言葉で有名な方ですね。Boys, be ambitiousのあとに、「like this old man(この老人のように)」と続くことは意外と知られていません。
「考える人」は、オーギュスト・ロダンが制作したブロンズ像です。若さゆえの素晴らしい行動力に思慮深さを加えることで、良い結果が訪れる。そういったメッセージを学生さんに伝えることができるかも知れませんね!
そんな有名人たちから洩れた一言。
もし、
動けたら
私も行く。
「もし、」でつかんで、文章を最後まで読ませてからの、銅像の偉人と認識。
それぞれが(動けない)銅像として超有名な3人。
笑ってしまいますよね(笑)
そして、人は楽しかったことを心に刻んで、良い思い出として他人に伝えます。
素晴らしい宣伝広告ポスターだと、取材陣は感動しました、というお話でした。
九州国立博物館の料金と周辺施設で割引を受けられるお得情報!
九州国立博物館の観覧チケットが、ある施設の半額割引クーポンに返信!
九州国立博物館の観覧チケットの料金です。
一 般 | 700円/人 |
大学生 | 350円/人 |
高校生以下 又は18歳未満 |
無料
証明書の提示が必要です。 |
満70歳以上 | |
障がい者と その介護者1名 |
そして、この九州国立博物館の観覧チケットを、太宰府天満宮の敷地内にあるだざいふ遊園地に持っていくと、なんと入園料が半額になります!
ご家族連れなら、これだけでメリットが大きいですよね!
ということで、博物館の中の展示品を撮影することはできないので、これ以上はご自身で体験してください。
では、我々は岐路に着くこととします。
九州国立博物館を出て、もと来た道を帰ります。
来た時同様に自動ドアを開いて、”動く歩道”に再び乗りましょう!
当然たまたまですが、往路にはなかった紫色の照明が、お疲れ様でしたと労ってくれている気がしました。
異空間に吸い込まれるような光景を眺めながら、九州国立博物館で見た展示品とその歴史に思いを馳せます。
”動く歩道”も終盤にさしかかり、玄関入口付近から自然光が届きます。
なんだか夢から醒めたような・・・ そんなロマンチックな気持ちではありませんが、お腹一杯の感覚です。
長い長いエスカレーターの先に、最初にくぐった入口が見えます。
警備員の方も、数時間前と同じ方が同じように会釈を返してくださいました。
九州国立博物館 まとめ
2021年3月に取材したものですが、コロナウイルスの影響を色濃く感じました。
とはいえ、わが国最大の国立博物館・九州国立博物館は、やはりすごいもので、どなた様も一度はお越し頂きたいとつくづく思いました。
受験生の方は、合格祈願のときだけじゃなく、合格後のお礼参りのときもゆっくりとご観覧くださいね!
店舗名 | 九州国立博物館|博物館 |
ジャンル | 博物館 |
問合せ | TEL:092-918-2807 |
MAP | 〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7−2 |
URL | https://www.kyuhaku.jp/ |
営業時間 ・定休日 |
営業時間 9時30分~16時30分 定休日 月曜日 |
092-918-2807
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